学部・学科
【植物科学科】 草花や野菜を観察したり育てる学科
■草花栽培コース:草花栽培コースは美しいものを育てることで心が豊かになるコース
草花栽培コースでは、草花の特性や栽培環境および経営管理や商品に関する知識や技術を習得します。また、植物バイオテクノロジーに関する基礎的な知識の習得も行います。さらに、植物を活用することで園芸デザインに必要な知識や技術も習得します。
〇草花:草花の種類や栽培方法はもちろん、植物の活用方法も学んでいます。実習ではおもにシクラメン(鉢花)の栽培を中心に学習をします。出農では季節ごとにたくさんの草花を栽培しています。種をまくことから始め、植え替え・水やりまで面倒を見ます。春や秋には苗もの(パンジー・ビオラ・サルビアなど)栽培も行っています。地域花壇の植栽にも出かけます。幼稚園・小学校・中学校の卒業式にも花を提供しています。
〇フラワーデザイン:草花のデザイン・造形・色彩などの基礎知識を学びます。コサージュ、ブーケ、アレンジメントなどの実習も行います。フラワーデザインに必要な知識と技術を学習します。出農の卒業式で卒業生がつけているコサージュは植物科学科2年生からの贈りものです。
〇植物バイオテクノロジー:培地(土の代わりに、生育に必要な栄養状態を科学的に整えたもの)の作成や無菌操作の基礎技術を習得します。また、実習では地域特産品の培養実験に取り組んでいます。さらに、生徒の自主的な活動としてプロジェクト学習にも取り組んでいます。育成した培養植物は順化温室を活用して苗生産に結びつけています。ハマボウフウの培養を行い地域の海岸を守る環境保全活動へも応用しています。
■作物栽培コース:作物栽培コースは美味しいものを育てることで心が豊かになるコース
作物栽培コースでは、作物や野菜の特性や栽培環境及び経営管理や商品に関する知識や技術を習得します。また、食の安全性や労働生産性の向上を図る能力と態度を育成します。さらに、作物の持つ力を十分に発揮させよりよい商品づくりについての知識や技術も習得します。作物栽培コースの学習の中心
〇作物:私たちの主食であるおいしいお米作りを目指して、土づくりや苗づくりから、収穫・調整・販売・活用まで実習をとおして学習します。また、食糧生産をとおして自然の大切さを考え環境保全型農業にも取り組んでいます。
〇野菜:施設野菜(トマト、キュウリ、ナス)の栽培や露地野菜(キャベツ、ハクサイ、ダイコン)の栽培から利用まで基礎的・基本的な学習を行います。また、実習は自然との関わり、植物との関わりなど私たちが生きていくために欠かせない事柄を数多く学んでいます。さらに、植物の成長を目で見て、体で感じながら命の大切さを実感しています。
〇農業機械:大型機械を導入した大規模稲作や広大な田・畑を使っての農業自営者の養成、さらに情報・流通などの知識・技術を習得します。出農の水田は3haの広大な実習水田です。冬季間1,2年生はトラクターやコンバインの運転操作を学びます。3年生は耕運・田植え・稲刈りまでの機械操作を実践をとおして学びます。
【環境科学科】農業土木や造園を通して物造りについて考える学科
■土木・設計コース:公共構造物の建設などに必要な知識・技術について知る。環境土木コースでは、生活や地域環境の創造に関する知識や技術を習得します。また、農業や農村の基盤整備に必要な測量、設計、施工の能力と態度を育成します。
〇測量:現在の土地の状況などについて、距離、角度、高さを測り、面積や土積(体積)を求めたり、ものの位置を出して図面(地図)を描くための学習を行います。測量の原理と、トータルステーションや電子レベル、GPSなどの測定機器の操作についても実習を通して学びます。
〇農業土木設計:安全性、耐久性、経済性かつ環境や景観を考慮した、土木・農業土木構造物の設計に欠かせない材料の強さに関することや、梁、柱、トラスといった構造や部材の計算方法などについて学習します。また、よく使用されている鉄筋コンクリート構造や鋼構造について詳しく学びます。
〇農業土木施工:測量した結果を利用して設計を行い、設計によって決められた物を作っていく最終段階の施工。土木・農業土木事業における施工とその管理に必要な学習を行います。各種の工事に使用されるコンクリートなどの材料や、自然環境に配慮した施工・管理について近隣の現場見学などを通じて学びます。校地内においても実際に道路法面のブロック積み実習などを行っています。
■造園デザインコース:人々が住み良い、質の高いアメニティのある環境創造について知るコース
造園デザインコースでは、造園の設計・施工・管理及び森林科学に関する知識や技術を習得します。また、造園施工や森林管理に必要な能力と態度を育成します。
〇測量:現在の土地の状況などについて、距離、角度、高さを測り、面積や土積(体積)を求めたり、ものの位置を出して図面(地図)を描くための学習を行います。測量の原理と、トータルステーションや電子レベル、GPSなどの測定機器の操作についても実習を通して学びます。
〇造園計画:我々の身近にある庭園や公園など創られた緑地空間の持つ機能を考えたり、環境と造園の様式や庭園・公園の計画・設計などについての学習を行います。また、造園製図や造園デザインの基礎を学び、手書きの図面だけでなく、パソコンを使用した造園CADの操作も行い、正確できれいな図面作りを行います。
〇造園技術:造園に使用する材料及び施工と管理に必要な学習を行います。植栽施工に必要な樹木などの植物材料や岩石材料の種類と用途を学んだり、花壇や庭園などの敷地の造成や施工技術を習得します。近年は見本庭園を学校の敷地内に作っています。また、植物や工作物の管理技術についても学習しており、校地内の樹木の剪定作業などを行い景観の維持・管理に努めています。
【食品科学科】食材や微生物を活用した食品製造と豊かな食生活の実現をめざす学科
■食品化学コース:食品の栄養と加工について学ぶコース
食品化学コースでは、野菜を主とした農産加工と、食品の成分・品質変化及び分析に関する専門的な知識・技術を習得します。また、食品を幅広く加工・利用するための実験・実習の基本的な技術・心構えを習得します。さらに、瓶詰・缶詰などの農産加工食品についての基本的な知識・技術・心構えを習得します。
〇野菜:本校で加工に用いる野菜、島根県、または出雲地域で栽培可能な野菜を中心に授業を行い、生産、流通、消費まで幅広い視野で授業を展開します。また、実際に圃場において栽培を行い、作ることの楽しさや難しさを体験します。
栽培する野菜の候補について、夏はサツマイモ・トマト・ピーマン・カボチャ・オクラ・キュウリ・コンニャク芋・ナガ芋など、冬は大根、白菜、玉ねぎなどがあります。
身近な食品と原材料に関する具体的な事例を通して、主な食品の成分、栄養、性質に関する基礎的な知識を習得します。
食品や原材料の成分に関する実験・実習を通して、主な定性分析方法の原理を理解し、食品製造の改善に応用する実践力を育てます。
〇フードデザイン:食事の意義と役割について理解を深め、豊かな食事を構成するために栄養・食品・料理様式と献立・調理・テーブルコーディネートなどに関する知識と技術を習得していきます。実習を通して食事を総合的にデザインする能力と実践的な態度を身につけていきます。
■食品醸造コース:主に果樹と発酵食品について学ぶコース
食品醸造コースでは、地域性のある果樹を主とした農産物の栽培・加工・流通及び微生物を利用した醸造食品製造に関する知識・技術を習得します。また、デラウェア・ピオーネなどのブドウ栽培からワイン醸造までの知識・技術を習得します。さらに、味噌、パン、漬物類などの醸造食品についての基本的な知識・技術・心構えを習得します。
〇果樹:果樹の栽培や特性・環境に関する学習を通じて、的確な栽培管理を考える能力と態度を育てます。出雲市で栽培が盛んなハウスデラウェアを中心としたブドウ栽培に関する基礎的な知識と技術を習得します。果樹の栽培を通して、庭先果樹の栽培や収穫物の利用を実践できる能力と態度を育てます。
〇微生物利用(基礎編):微生物利用の意義と分野についての基礎的な知識を習得します。微生物の形態と生理についての体験的、探求的な学習を通して、微生物の増殖と環境条件に関する基礎的な知識と技術を習得します。微生物の分離と培養に関する学習を通し、微生物実験の適切な基本操作が行える能力や態度を育てます。微生物の作用とその利用に関する基礎的な知識や技術を習得し、微生物の活動を制御し、利用しようとする実践する態度を育てます。
〇微生物利用(応用編):微生物に関するバイオテクノロジーの基礎的な知識を習得します。微生物のバイオテクノロジーの事例を通して、バイオテクノロジーの動向と可能性に関する知識を習得します。無菌操作、微生物の培養・増殖、または酵素の利用に関する実験・実習を通して、微生物食品の品質改善と安全性を追求し、バイオテクノロジーを食品の各分野で応用しようとする創造的、実践的な態度を育てます。微生物に関するバイオテクノロジーの知識と技術を習得し、微生物の特性とバイオテクノロジーの特質を理解するとともに、農業の各分野で応用する能力と態度を育てます。
【動物化学科】動物飼育を通して命について考える学科
■産業動物コース:家畜飼育を通して人の命を育む『食』を生産し『生命』について知るコース
産業動物コースでは、産業動物(家畜)の合理的な飼養管理および生産性向上と地域に貢献できる畜産加工技術について基礎的な知識と技術を習得します。また動物飼育実習・畜産加工実を学習することで賢明な生産者・消費者となる知識を習得します。
〇畜産:家畜の飼育について、体験的、継続的な飼育活動と観察、実験、調査、記録などの学習活動を通して生理生態的特性や飼育環境と家畜の生育との相互関係を理解し、牛の品種や体重別に飼料の種類や給与方法を考えて管理する能力と態度を身につけることができる科目です。また牛の飼養管理や地域の抱える問題の産業廃棄物処理および飼料作物の栽培と利用の学習を通して、経営管理の必要性と消費者ニーズについて理解し、畜産経営に応用できる能力を身につけることができます。
〇食品製造:食品製造技術の進歩および食品製造の役割と課題について感心を持たせ、食品製造の課題を探求しようとする実践的な態度を身につけることができます。また多くの製造実習を取り入れ、乳製品、肉製品をはじめとする各種加工品の製造に応用できる体系的な知識と技術を身につけることができます。この授業でヨーグルトやハムの原料生産から製造工程までを学ぶことができます。
■社会動物コース:動物飼育を通して人と社会動物の関係を知り、『心』を和ませるコース
社会動物コースでは、社会動物に関する基礎的な知識と飼育に関する技術を習得し、社会動物と人間社会の関わりを理解することで、効果的な動物管理と活用を図る知識や技術を習得することができます。また、人間生活における社会動物の意義と役割を理解するので、人と動物の交流活動を行なえる能力が身につきます。多くの動物の飼育管理について学ぶことが出来ます。
〇アニマルケア:動物飼養についての体験的、探求的な学習を通して動物飼育に関する基礎的な知識と技術を習得することが出来ます。家庭での飼育動物を伴侶動物としてとらえ、動物の終生飼養を実現する態度を養成します。また愛玩動物飼養管理士2級の資格を目指すことによりペットケアアドバイザーとして動物の適正飼育管理についてアドバイスできる力を身につけます。
〇動物生理生態:動物の体の基本構造(生態)や形態、習性を理解することは動物を飼育管理していく上で最も基本になる事柄です。この授業では日常の管理や動物観察を行っていく上で、動物の正しい姿を学習することによって、動物の体の異常をいち早く察知できる能力と態度を身につけることが目標です。
〇動物セラピー:動物と人間の関わりについて学習するとともに、移動動物園などの活動で実際にその知識を活用しながら、動物活用の社会的な意義や役割を身につけていきます。そして、実際に動物活用や動物福祉などを実施するさいに必要な能力と態度を身につけることを目標とします。