学部・学科
【農業科】露地野菜やコメ・茶の栽培について学び,食を支える農業のスペシャリストを目指します。農業科は私たちの暮らしを支える「食」の生産を主に学習します。農業基礎,露地野菜,作物,水田の4部門からなり、2・3年次からは露地野菜・作物・水田の中から将来の進路希望や興味関心にあったものを選択し専門的な実習を行います。
1露地野菜班:ハクサイ・キャベツなどの葉菜類やナス・ピーマンなどの果菜類の栽培に取り組んでいます。学校の広大な圃場を利用し生徒自ら管理・収穫作業を行い「農高市」といわれる校内販売会で販売するなど野菜の生産から販売までの一連の流れを学びます。
2作物班:お茶やサツマイモなどの作物の栽培について学習します。鹿児島の茶生産量は全国2位で,生産から販売まで広く学びます。また、サツマイモの栽培では先進的な農業技術を導入し、スマート農業実証プロジェクトの実施やJGAP認証の取得などGAP教育の推進にも力をいれています。
3水田班:水稲栽培において化学農薬・化学肥料を一切使わない有機栽培と、同時にアイガモ農法にも取り組んでいます。
【園芸科】園芸科では、施設野菜・草花・果樹・植物バイオテクノロジーに関する基礎・基本的な学習と全般的な理論や実験・実習を中心に学習を行います。部門分けは2年次に行いそれぞれ施設野菜・草花・果樹に分かれより深く学習することができます。
1施設野菜:果菜類の栽培を中心により専門的な知識や技術の習得に取り組んでいます。化学農薬だけに頼らず天敵生物や接ぎ木苗の利用などさまざまな防除手段を組み合わせて栽培を行う総合的病害虫管理技術(IPM)の取り組みなども行っています。
2草花:花壇苗鉢花の栽培を中心に販売と校内の装飾に取り組んでいます。品質の向上に努めており母の日のカーネーション冬のシクラメン・ポインセチアは高い人気を誇っています。
3果樹:ブトウ.アボカド.カンキツを中心に果樹の生産に必要な知識と技術を習得します。ブドウ栽培においてはピオーネ・シャインマスカット・クイーンニーナの3品種を育て夏の販売時には長蛇の列ができるほど人気があります。
4植物バイオテクノロジー:コチョウランの栽培やイチゴの茎頂培養・サツマイモの無菌培養を中心に植物個体の再生と品質向上に取り組んでいます。
【畜産科】「肉用牛・酪農・養豚・養鶏」の畜産主要部門を全て学べる県内唯一の学科です。畜産(栄養・飼料)食品製造 農業経営 動物バイオテクノロジー。畜産科では,主に産業動物を学習する学科になっています。1年次に養鶏の学習を行い,2年次以降は畜産「産業動物」で肉用牛・酪農・養豚の部門を学習します。そして,専門的に3つの部門の中から1つを選択して学習し,各部門のスペシャリストの育成を行います。また,マウスや犬を主とした小動物の飼育・繁殖・管理に関する基礎的な技術を習得して,広く動物が扱える人材の育成に力を入れています。
1肉用牛班:肉用牛の飼育に関する基本的な知識と技術の習得を図り,繁殖・育成・肥育すべての分野を総合的に学習することによって,肉用牛経営を行う能力を養います。
2酪農班:卒業後に就農できる経営力を養うとともに,酪農に関する課題の解決能力を育てる。また進学希望の生徒に対し,家畜の基本的な知識と技術の習得を図ります。
3養豚班:農場管理から食肉加工まで数多くの職業の中から養豚に関係することを学び,また専門的に飼育管理を学習し,経営力を養います。
【農業機械科】「農業機械」を専門で学べる県内唯一の学科であり、全国でも数少ない学科の一つです。農業に関する分野と工業に関する分野の両方を学ぶことができます。実習ではトラクタの操作方法やエンジンの仕組みなどを学び旋盤や溶接の技術を身につけることで、「ものづくり」のノウハウを習得します。また、各種資格取得にも力を入れています。農業機械科は,農業の近代化に対応し農作業の機械科を計画・実戦できる技術者の育成を目指しています。専門科目での実習を通して溶接・旋盤・エンジン分解に関する専門的な技量を高め,農業機械整備士を目指す生徒や,大手自動車メーカーへの県外就職を果たす生徒が多いことも魅力のひとつです。
1農業機械:学校で実際に使用しているトラクタ等の整備・点検・操作方法などの技術を身につけ,農業機械の合理的な作業体系を実験・実技を通して学習していきます。
2機械工作:旋盤を中心とした工作機械で機械加工を行い、農業機械の部品製作をすることを目指し、技術を体験的に学習します。
3溶接:ガス溶接・アーク溶接を中心とした金属の接合法を体験的に学習する。実際にものづくりを通して様々な接合の仕方を学習します。
4自動車整備:4サイクルガソリンエンジンの分解・組み立てを実際に行いながら自動車の構造や整備の基礎や農業機械との違いを学習します。
【農林環境科】農林環境科では、1年次に履修する総合実習を元に2年次から林業に関する学習を行う「森林科学コース」と農業土木、造園に関する学習を行う「緑地土木コース」に分かれより専門的な学習をします。コース選択の流れは下図のようになっています。
1森林科学コース:林業の各分野について体験的な学習を通して知識・技術を習得し林業後継者・林業技術者を目指します。総合実習と課題研究の時間は「林業班」として活動します。
2緑地土木コース:農業・農村における生産基盤整備や生活環境整備について学習し土木技術者・造園技術者を目指します。なお緑地土木コースでは総合実習と課題研究の時間は「農業土木班」と「造園班」に分かれて授業を受けそれぞれの専門性を高める取組を行います。
【食と生活科】「農業のその先へ。」「食べることは生きること。」をスローガンに農業分野と家庭分野をバランス良く学び時代や環境の変化に主体的に対応できる資質・能力を育成します。衣食住や保育などの“家庭生活全般”と6次産業化を含む“食品加工”について学べる学科です。1年生は普通科目とともに農業や家庭に関する基礎的な科目を学びます。2年生からは2つのコースに分かれそれぞれの専門科目を選択します。
〇食品コース:「食品製造」「食品化学」「食品流通」などの専門科目を選択します。豚味噌やイチゴジャムなどの製造・販売実習を通して6次産業化やHACCPに基づく衛生管理など食品加工に関する専門知識を体験的に身につけます。
〇生活コース:「野菜」「草花」による栽培学習や「生物活用」でのフラワーデザイン学習のほか「ファッション造形基礎」などの専門科目を選択し農業と家庭の分野をバランス良く学びます。幼児と芋掘りをするふれあい農園の栽培管理 国家検定フラワー装飾技能士の取得に取り組みます。家庭専門科目:「子どもの発達と保育」子どもの発達過程や特性子どもの遊び・表現活動などについて実習を交えて学習し保育に関する知識や技術を身につけます。「ファッション造形基礎」洋服や和服の製作などを通して被服製作の知識と技術を身につけファッション造形の基礎的な力を身につけます。「フードデザイン」調理実習などを通して食分野の知識や技術を身につけ食生活を総合的にデザインする力を身につけます。「生活文化」 茶道,生活マナー、伝統行事など実習を通して学習し職業人として必要な豊かな人間性と生活を美しく創造する力を身につけます。